「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」を読んだ
世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書 ~グローバルなチャレンジを成功させるOSの作り方
- 作者: 佐藤知一
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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プロジェクトマネジメントに関する本。
プロジェクトの定義から進め方まで解説していて、ストーリー形式で話が進んでいくので読みやすい。
マネジメント系はストーリー形式多い気がするんだけど結果が見えにくい分、状況をイメージしやすいようにする意図があるのかな
チャレンジのOS
本書のなかでプロジェクトを成功させるために必要なチャレンジのOS
という言葉を使っている。
OSというとコンピュータのOSを連想するけども、 プロジェクトマネジメントの観点でいうところ組織の習慣や体制のことを言い表している。
改善のためにツールを導入したところでOSがちゃんと機能してなければ意味がないというところかな
システムズアプローチ
チャンレンジのOSの1つ。
プロジェクトにとりかかる際に、 このプロジェクトはどういう作業(アクティビティ)で構成されているのか、 アクティビティの前後関係(クリティカルパス)はどうかを見ながら 計画(WBS)を作成していく。
ここでアクティビティに抜け漏れがあると、手戻りが発生してダメージ大きいのでしっかりやっておかないといけない
各アクティビティ毎に見積もり工数を載せてプロジェクト全体のスケジュールを出す方法なども紹介されている。
プロジェクトの実行フェーズだけでなく、
まずプロジェクトとは何か
やなぜやるのか
といったところにも触れている。
プロジェクトマネジメントのスキルは、 経験を積むことで得られる属人的なものだと思っていたけど技術なんだなと感じた。
行き当たりばったりで作業をやってしまうことが多いので、 作業の洗い出しとクリティカルパスを意識しないといけないな。
WBSは、作るの面倒だからツールで運用して行けたら良い。